家族やカップル、友達みんなで遊べる「ごきぶりポーカー」の遊び方【後編】
嫌われものの虫たちを使った心理戦「ごきぶりポーカー」。
それでは、さっそく実践してみましょう。
基本的なルールは、【前編】の記事をご参照ください。
今回は、2人でやってみます。2人だとルールが少し違うようです。
変更点としては、
・ランダムに10枚のカードを抜く
・勝ち負けの基準が「4枚」ではなく「5枚」
以上です。
まずは、10枚のカードを抜きます。
そして、残った54枚を27枚ずつ分配します。
くっそ多いです。
……とりあえず、やってみましょう。
まずは、裏返しの状態で相手にカードを差し出します。
私「これは、ハエです!」
…
相手「嘘だ!」
はい。嘘でした。
ということで、自分の目の前にクモがオープンされます。
これが5枚たまると負けなワケですね。
ちょっとまだ何が面白いかわかりませんが、続けていきます。
相手「これは、ゴキブリです」
私「本当!」
相手「残念、カエルでした!」
私「これは、ハエです!」
相手「本当!」
私「ぐぬぬ……」
といったことを10回ほど繰り返し、次の状態に行きつきました。
手前の私が、ハエ4枚、こうもり4枚でリーチが2か所ある状態です。
そして相手が一枚カードを差し出し、「これはハエです!」と言ったとき、
私は、自らの重大な過ちに気づきました。
もしこれを「嘘」だと言って「ハエ」だった場合、ハエが5枚になって負ける。
でも、「本当」だと言って「こうもり」だった場合も、負ける。
相手がどちらのカードも持っている場合、
・「嘘」だと言って「こうもり」
・「本当」だと言って「ハエ」
このどちらかを引き当てなければ負けが確定する、
超相手が有利な状況に陥っていたのです。
確率は1/2……私は「嘘!」と言いましたが…
「ハエ」でした。負けです。
このやり取りを通して、このゲームのポイントに気づきました。
◎リーチになった絵柄ができたとき、その絵柄をコールされると「嘘」だと言いづらい
たとえば、ハエが4枚たまっているとき。相手に「これはハエです」と来られて「嘘」と言うと、万が一「ハエ」だった場合は、その時点で5枚で負けが確定するから
◎リーチ状態が2つ以上できると、相手の勝ちがグッと近づく
前述のとおりです。
つまり、このゲームは、
・まずは、リーチ状態をつくりだすことで、ゲームを有利に運ぶ
・リーチ状態を2つ以上にする
という状態を作り出すことが大切だということです。
これを参加者が知ると、
ゲームが進みだすにつれて、かなりの心理戦が繰り広げられるようになりました。
さらに3人以上であれば、すべてのカードを使うわけですから、
場に見えているカードから、相手の手持ちのカードを推測できるので、
より心理戦の側面が強くなるでしょう。
今度は、ぜひ3人以上で行いたいですね。
友達いないですが。
おやすみなぱい。